人は習慣によってつくられる
優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣からうまれる
チャレンジしているけれど、挫折して続かない・・・
資格の勉強、片付け、ダイエット、ランニング etc...
多くの人にとって「続ける」ということは本当に難しく尽きない悩みの1つですよね。
今回はそんな悩みを解決してくれる「続ける習慣」という本をシェアしていこうと思います。
興味のある方はぜひ見ていってください♪
こんな人にオススメしてます。
- チャレンジしてもすぐ挫折してしまう
- 継続してもっと良い習慣を身につけたい
- もうダイエットのリピーターになりたくない
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なぜ人は続けられないのか
人間には「新しい変化に抵抗し、いつもどおりを維持しようとする傾向」がある。
私達人間って、生き物です。
そんなんわかってるわ!当たり前やろ!っていう方いると思いますが、ちょっとだけ落ち着いて聞いてください。
生き物って環境変化などに対して、生理状態を一定にコン
トロールしようとする働きがあります。
簡単にいうと、わたしたちは日々、変化から身を守ろうとして生きていることのことを言います。
体も心もいつもどおり、維持してくれなければ、変化の波に振り回されてしまいますよね。
例えば体温。いつも変化して高熱になったり平熱に戻ったりしてたら、とてもじゃないですが人間の体じゃついていけないですよね。
だから私達人間にとって、いつもどおりは心地よくて安全で、逆に変化は「脅威」なんです。
なにかを習慣化するにもこのプロセスがものすごーく関わってきます。
新しい習慣を身につける=変化
私たちはなにかを始める時、また始めてからこれを脅威に感じてしまい変化することを一生懸命やめさせようとする力が働いて、多くの人が3日坊主に終わったり、コツコツ続けられずに挫折してしまうんです。
なので、もし3日坊主になってしまったり、思ったように続けれなかったとしても、それは仕方がないことだと私は思います。
かくゆう私もダイエットも3ヶ月続いてはやめて、またやり始めるという繰り返しでしたが、この本を読んでしっかりと理解して行動に映してみた結果は見違えるほど継続できるようになりました。
この本には続ける習慣の3ステップというものがあって、ダイエットや、資格習得、などなど、人によって習慣化したいことはさまざまだと思いますが、わかりやすく3ステップで行動習慣を変える方法を教えてくれてます。
習慣化はロケットと同じ?
ベストセラーとなった「7つの習慣」では、アポロ11号の発射について、次のように表現しています。
「ロケットが上昇する最初の数分間、数キロで必要としたエネルギーは、それから後の数日間、
約70万キロに及ぶたびをするために使用したエネルギーをはるかに上回るものであった」
習慣化のプロセスはこのロケットの打ち上げと似ていると古川さんは言っています。
ロケットを打ち上げる時の一番の難関は大気圏を抜けることで、この大気圏を抜けるにはめちゃくちゃ膨大なエネルギーが必要です。
なぜかというと、それは重力が地上に引き戻そうとするからです。
一旦、宇宙の空間に出れば、重力の引力がなくなるので、少ないエネルギーで進むことができるんですね。
私たちが習慣にしたい時に働く力もこれと似た力が働きます。
この本ではそれを「習慣引力」というんですが、習慣引力は「とにかくやめさせようとする引力」です。
なので、私たちがなにかを習慣化させる時に出てくる葛藤や、面倒くささはこの「習慣引力」が引き起こしています。
ですが習慣化もロケットと同じで、大気圏を抜けるまでのプロセスに目を向けて正しい手順で事を成せば、習慣化されたことは少ない労力で続けられるんですね。
ロケットは、効率的に大気圏を抜けるため、非常に精密に設計されていています。
同じように習慣化のプロセスにも精密さが必要で、やみくもに始めると、習慣引力の抵抗に負けてしまう可能性が高くなるそうです。
この本では、習慣化に成功した人をインタビューした結果大きく3つの関門があったことを知り、その難関を乗り越え、行動習慣を身につけるために3つのステップを作りその乗り越え方や対処の方法を細かく書いてくれてました。
簡単に説明するとこんな感じです。
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習慣化の3ステップ
ステップ1
反発期
- すぐにやめたくなる
- 計画に無理があって途中でやめたくなる
- 日が立つごとに行動が億劫になってしまう
ステップ2
不安定期
- 予定や人に振り回される
- ハードルをあげるため、決めた時間に予定が入ってサボってしまう
- 予定が入って行動にムラが出る
- 行動できない日が続く
ステップ3
倦怠期
- 飽きてやる気がなくなる
- 習慣化の行動に意味を感じられなくなる
- 物足りなさを感じる
- じょじょに飽きてくる
この3ステップに対する細かいアプローチがこの本には描かれていて、それぞれどうやって対処していくのかが書かれています。
どれくらい続ければ「習慣化」できるのか?
私たちの体は新しい変化に対して抵抗するということでしたが、その抵抗にうまく勝って新しい習慣を身につけるにはどれくらいの期間が必要か、それはとっても重要だと思います。
この本では続けたい習慣を種類とレベルに分けてます。
このレベルによって、難易度も違いますし、習慣化に必要な期間も違います。
私は元々すごくせっかちなので長いことは続かないことがザラでした。
自分で期間を設けてやっても、結局自己流で精神論で無理やり続けようとしていましたし、ただただ自分に強いるという方法でしか、モチベをあげることができませんでした。
この本を読んだ時、何が一番良かったのかというとそのメンタルの部分もしっかりと、分析されているので、自分が習慣化したいことがどれくらい期間がかかって、そのためにはこのサイクルをしっかりと忠実に辿ればちゃんと習慣化できるようになってました。
私のように精神論だけで頑張って挫折してきた人には本当に目に鱗みたいな知識がたくさんあって、そのおかげか、本の通りに動くと迷わずブレずに習慣化できましたし、今の所このやり方で挫折しずにやれてます^^
習慣化で一番大切なこと
私たちは習慣の生き物であり、よい習慣を備えることで人生はうまく回り出します。
よい習慣を身につけることこそ、仕事で成果を上げ、人生を豊かにする、遠回りのようでもっとも近道なのだと、思います。
正直、私が続かないのは根性が足りないのと、極度な飽き性だからと思っていました。
でもそれだったら、根性を鍛えて集中してやればいいと精神論を並べて無理やりダイエットをしたりして、便秘になったり運動をして腰を痛めたりしてました。
いくらやっても運動は習慣化できないのに悪い習慣はダラダラと続けられるのが苦痛で、どうやったらいいんだろうと本気で悩んで習慣と名のつく本は片っ端から読んで実践しましたが、私の理解不足からか結局思ったようには好転しなかったんですよね。
これも本との相性なのかもしれませんが、この本の良いところって精神論に頼らず習慣化するためのコツと原則があって、その習慣化に対するサポートもできていて、とても実行に移しやすかったですし、何より、今までより自分を責めることがなくなりました。
もし、続けたいことがあるけれどなかなか続かない、いつも自分を責めてしまう、そんな人でこの本を読んだことのない方はぜひ一度手にとってみてください。